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そもそもPHPとは、今回何が起きたのか
今週、PHPというプログラミング言語に関するニュースがありました。
普段からホームページの管理に関わっている方でなければ、PHPと言われても、あまり馴染みがないかもしれません。ただ、歯科医院のホームページにも関係する話ですので、今日は少しだけ、この件について書いておきたいと思います。
PHPは、ホームページを裏側で動かしているプログラミング言語です。たとえば、WordPressで作られたホームページは、このPHPを使って動いています。歯科医院でもWordPressを利用しているケースは多いので、決して他人事ではありません。
今回、そのPHPに、重大な脆弱性(セキュリティ上の弱点)が2件見つかりました。
こうした弱点が悪用されると、条件によっては、外部からサーバーを不正に操作されたり、保存されている情報を読み取られたりする可能性があります。
ホームページの問い合わせフォームで、患者さんの氏名や連絡先を受け付けている医院も多いと思います。そうした情報を預かっている以上、ホームページのセキュリティも、医院として気にかけておきたいところです。
今回の問題については、10月21日(水)の夜に、修正版が公開されています。
とはいえ、先生ご自身がPHPを更新したり、難しい設定を確認したりする必要はありません。まずは、ホームページを制作・管理している会社や担当者に、今回の問題への対応が必要か、必要であれば更新が済んでいるかを確認していただければと思います。
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便乗した不審なメールにも気をつけて
もう一つ、気をつけていただきたいことがあります。
こうしたセキュリティ関連のニュースが出ると、それに便乗した不審なメールが届くことがあります。
「重大な問題が見つかりました」「すぐに更新してください」。そんな内容のメールが届くと、つい、リンクを開いて確認したくなるものです。
ただ、正規の案内に見せかけて、偽のサイトへ誘導するケースもあります。
メールに書かれたリンクから操作するのではなく、普段利用している管理画面や、いつもの制作会社への連絡を通じて確認するようにしてください。
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任せることと、把握しておくこと
今回のニュースを受けて、私自身も、改めて感じたことがあります。
私は日頃からWebサイトの制作や運用に携わっていますが、こうした問題が起きたときに大切なのは、技術的な内容をすべて自分で理解し、対処できることではないと思っています。
もちろん、必要な知識を持っておくに越したことはありません。ただ、実際の運用で効いてくるのは、専門的な作業を誰に任せるのか、何を確認すればよいのかが決まっていること。そちらのほうが、大切になる場面も多いのです。
今回、私の事業でも落ち着いて対応できたのは、そうした確認や対応の流れを、普段から決めていたからでした。
これは、歯科医院の経営にも通じる話ではないでしょうか。
ホームページの制作や管理を、専門の会社に任せること自体は、何も問題ありません。むしろ、専門的な部分は、その道のプロに任せたほうがよいと思います。
ただ、任せているからといって、管理の状況をまったく把握していないというのは、少し心配です。
何か問題が起きたとき、誰に連絡すればいいのか。その方は、どこまで対応してくれるのか。今のホームページは、誰の責任で管理されているのか。
このあたりを一度確認しておくだけでも、いざというときの動き方は、ずいぶん変わってくるはずです。
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そのまま送れる、確認のための文章
とはいえ、「何を、どう聞けばいいのか分からない」という先生もいらっしゃると思います。
そこで、制作会社や管理をお願いしている方へ、そのまま送っていただける文章を用意しました。よろしければ、お使いください。
いつもお世話になっております。
先日公開されたPHPの脆弱性について、当院のホームページの状況を確認させてください。
- 現在使用しているPHPのバージョン
- 今回の脆弱性への対応が必要かどうか。必要な場合、更新などの対応が済んでいるか(まだであれば、対応の予定)
お手数をおかけしますが、セキュリティに関わる内容ですので、できるだけ早めにご確認いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。
返ってきた回答が専門的で分かりにくければ、「今の状態で問題はないのか」「追加で何か必要なのか」と、重ねて聞いてみてください。それだけでも、医院として次にどう動くかを、判断できるようになります。
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最後に
先生の医院では、ホームページに何か問題が起きたとき、どなたに相談するか、決まっていますか。
「そういえば、誰に連絡すればいいんだろう」。もし少しでもそう感じられたら、今回のニュースを、その連絡先を確かめるきっかけにしていただければと思います。
任せられることは、信頼できる人に任せる。そのうえで、何かあったときに動けるだけの準備だけは、しておく。
それだけで、医院の毎日は、もう少しだけ、安心できるものになるはずです。
財津 昇
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