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同じセミナーを受けて
同じセミナーを受講した先生方の中に、明らかに変化が生まれる先生と、以前と変わらない先生がいます。
これは優秀だから変わったのでしょうか。そうでなかったから変わらなかったのでしょうか。
セミナー事業を運営し、多くの受講者の先生方を近くで見てきた経験から、一つの構造が見えてきました。
変わった先生と変わらなかった先生の違いは、学んだ後の行動にあります。
02
変わった先生に共通する3つの行動
一つ目は、まずやる。翌日から。
セミナーで学ぶ内容は多岐にわたります。テクニック、考え方、仕組み、事例。すべてを実践しようとすると、何から手をつけていいかわからなくなります。
もっと複雑になるパターンとしては、やる理由を探してしまうことです。本当にこれでうまくいくんだろうか。このやり方は自分の医院に合っているんだろうか。
結果を出した先生は、全部を一気にやろうとしませんし、あれこれ難しいことも言いません。やる理由を選ばないのです。シンプルに、やることから始めます。それがどんな小さなことであっても、翌日には行動に移している。この「翌日にすぐ」が、驚くほど効きます。
変わった先生と変わらなかった先生の違いは、能力ではなく行動パターンにある。翌日にまず一つやる、スタッフに話す、3ヶ月後に読み返す。この3つが揃っている。
二つ目は、スタッフに話す。
学んだ内容を翌日のミーティングや朝礼でスタッフに共有する先生がいます。完璧に伝える必要はありません。「昨日のセミナーでこういう話を聞いた。うちでもやってみたい」。この一言で十分です。
人に話すことで、学んだ内容が自分の中に整理されます。そしてスタッフと共有することで、一人でやるのではなく、チームを巻き込んで取り組む構造が生まれていきます。
三つ目は、定期的に振り返る。
セミナーの資料やメモを、3ヶ月後に読み返す先生がいます。面白いことに、3ヶ月前に読んだときと3ヶ月後に読んだときでは、引っかかる場所がまったく違います。
3ヶ月間の実践を経て、「あのとき言っていたのはこういう意味だったのか」と腑に落ちる瞬間が来る。学びには、時間差があります。
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変わらなかった先生に共通するパターン
一方で、変わらなかった先生にも共通パターンがあります。
「良いセミナーだった。学んでよかった」。ここで終わる。感想は前向きです。満足度も高い。しかし、「で、何をやるの?」に対する答えがない。熱量はあるのに、行動に変換されていないのです。
もう一つのパターンは、全部やろうとして何もできないパターンです。セミナーノートに付箋が10枚貼ってある。あれもやりたい、これもやりたい。しかし、優先順位がつけられず、結局どれも着手できないまま時間が過ぎる。
これは受講者の問題ではなく、セミナー設計の問題でもあると考えています。成功者のノウハウを伝えて終わり。よくあるこうしたセミナーの構造が、「じゃあ何を実践するのか」「アクションプランは何なのか」を明示するコンテンツが決して多くはないという現実を生んでいます。
弊社でも講義を設計する際に非常に神経を使うところですし、できる限りそのような構造でセミナーを構築したいと考えていますが、最初の一歩を明示する設計、実践を支援する仕組み。ここは、我々としても取り組むべき課題です。
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変化をデザインする
学びが実際のスキルに変わる条件は、3つあると考えています。
最初の一歩が具体的であること。小さくてもいいので、翌日にできるサイズまで分解されていること。
継続する環境があること。一人ではなくチームで取り組める構造、振り返りの機会を用意すること。
時間をかけて学びが深まっていく環境があること。一度のセミナーで完結するのではなく、繰り返し触れることで理解が深まっていきます。
これらの条件を整えることが、セミナーを「良い体験」から「変化の起点」に変えると信じています。
変化を報告してくださる先生とお会いするたびに、私は心から嬉しくなります。この事業を継続する励みにもなっています。
だからこそ、セミナーを正しく設計し、お届けすること。受講してくださる先生方の現場に寄与できるものをお届けしたい。もちろん私が、誰かを変える力を持っているなどとは思いません。しかし、そのきっかけを作ることはできると信じて、これからもセミナーをお届けしていきたいと考えています。
私も先生方と一緒に日々学んでいます。より良い未来を、一緒につかんでいきましょう。
財津 昇
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